血小板減少で肝障害を疑うのはなぜ!?

※血小板基準値:13.0万~34.9万/μℓ

 

結論から言うと

肝障害により、血小板を破壊する脾臓への血行不良が生じると

脾臓の機能亢進のために血小板をより壊すことになるからです。

 

 

ここで、血小板が生まれて、壊れるまでの一連の流れを確認します。

 

血小板や血球などの造血は、骨髄の造血幹細胞で行われます。

 

作られた血小板は10日ほど体内で働き

古くなった血小板は脾臓で破壊されます。

 

 

では、なぜ肝障害により血小板が減少するのでしょう。

 

 

 

 

肝障害による脾臓への影響


腸から肝臓に向かう血管を門脈と言います。

 

 

肝硬変など、肝障害が起こると、この門脈から肝臓に向かう

血液が流れにくくなります。

 

肝臓へ血液が流れにくいので、門脈の血液貯留が多くなり

その結果、門脈の圧が高まります。

 

 

門脈に血液がたくさん貯留していますので

それに伴い脾臓の血流も停滞します。

門脈で交通渋滞が起こっているようなイメージですね。

 

ここで脾臓の働きを思い出してください。

血小板を壊す役割がありましたね。

 

つまり、より多くの血液が貯留した状態であれば

それだけ多くの、まだ古くなっていない血小板まで破壊する結果を招き

血小板の減少に繋がることになるのですね。

 

 

 

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