看護師が一年目で勉強に苦手意識があっても大丈夫!急性心不全 STEP2:薬剤投与

さて、前回は「急性心不全における離床!看護・リハビリのリスク管理は大丈夫?」

のSTEP1として、急性心不全とは、そしてNohria分類についてのお話をしました。

 

 

 

今回はその続き、STEP2として

薬剤投与についてのお話をしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 


ATTEND(急性心不全多施設共同疫学観察研究)


急性心不全の初期治療には色々な薬剤が使われるわけですが、

その中でも今回はまず覚えておきたい2つの薬剤をご紹介していきます!

 

 

 

ATTENDと呼ばれる疫学調査が行われ、心不全の患者さんに、

入院して初期治療で!最初の治療で何が1番投薬されたか!というデータが集められました。

 

 

 

 

 

1位はラシックスだったわけです!その数値なんと80%!!

1000人いたら、実に800はラシックスを初期治療で使っていることになります!

 

 

2位はカルペリチド。これは血管拡張剤ですね。

代表的なものがhANPです。こちらも69%の患者さんに使われているという結果でした!

 

 

 

 

STEP1で出てきたカテコラミンは意外と少なく20.7%、

それでも数あるお薬の中で4位ですが。

 

 

 

よく見ると2位と3位がすごーく離れていますね!

圧倒的にラシックスとhANPが急性心不全の初期治療で使われる薬剤

ということがわかりますね。

 

 

 

 

 

ということで、ここからのお話はラシックスとhANPの2つに絞っていきますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ラシックス、hANPの作用

Nohria分類Bの時期に使用する理由


 

ラシックスは利尿剤、hANPは血管拡張剤ですので、

STEP1のNohria分類に当てはめたときに「B」に適応になる!ということですね。

 

 

 

あれ?Cはと思うかもしれませんが、Cではあまり使いません。

Bが主な適応になるということですね! その理由は後ほど!

 

 

ここでそれぞれのお薬の特徴をみていきます。

 

 

 

 

 

 

まず利尿剤であるラシックスについてです。

ノーリア分類でいくとBもしくはC(主にB)で適応になるお薬ですね。

 

 

 

強力な利尿効果!利尿では最強のお薬ですね!

1回投与すると効果が6時間続くためラシックスという名前がついてます(余談ですが!)。

 

 

尿を出すことによって、うっ血を取り除く、むくみを取り除く、呼吸困難感を取り除く、

ということになります。

 

 

 

 

ただ、お薬には副作用もあります

尿が出すぎてしまうことで、必要なカリウムまで尿として出ていく!!

そこで低カリウム血症というものが出てきます。

 

 

低カリウム血症は何がいけないか? というと、

致死性の不整脈、つまり命に関わるような不整脈が出ることがときどきある!

ということです。

 

 

 

 

また、尿をたくさん出しますので、血液の量が減ってしまって、

血圧が下がってしまう!という副作用もあります。

 

 

 

 

 

 

次にもう1つのお薬、hANPです。

正式名称は「ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド」というナガーイ名前のお薬です。

 

 

 

ノーリア分類で言うと、BやCが適応となります。

血管拡張剤なのでBやCが適応になるということですね。

 

 

 

作用は血管を拡張させる!

末梢の動脈であったり、末梢の静脈を拡張させます。

 

 

 

 

そしてもう1つの作用は、ラシックスの特徴でもあった

利尿効果

も、少しあると言われています。ラシックスほどではないけれど、利尿効果がある!ということです。

 

 

で、このhANPの副作用な何か? というと、

ラシックスのときの同じ、血圧低下!

特に脱水の状態にあるときにhANPを使うと血圧が下がりやすい!ということです。

 

 

 

 

ラシックスにもhANPにも共通した副作用、血圧低下!!

だから「C」の時期では使いにくい!!ということですね!

 

 

 

一応、適応はBとCになりますが、「C」の時期には低灌流所見があるので

血圧が低い状態ですね!

 

血圧が低い人にわざわざ副作用で血圧が下がるようなお薬を使うのは

慎重に考えなければいけない!

ということですね。

 

 

だから「B」の状態で好まれる!ということですね。

そういう理由があるわけですね。

 

 

 

 

それでは

「急性心不全における離床!看護・リハビリのリスク管理は大丈夫?」シリーズのSTEP2

薬剤投与についてのお話を終えたいと思います。

 

次回はSTEP3:ノーリア分類に当てはめた離床判断!についてお話していきますので、

お楽しみに!!

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