看護師が一年目で勉強に苦手意識があっても大丈夫!急性心不全 STEP3:ノーリア分類に当てはめた離床判断

「急性心不全における離床!看護・リハビリのリスク管理は大丈夫?」シリーズも後半に入りました!

前回のSTEP2では薬剤投与として、急性心不全で良く使われるお薬のお話をしてきました。

今回はSTEP3:ノーリア分類に当てはめた離床判断、ということで

実際に患者さんを離床させる上で、どこまで進めて良いのか

というお話をしていきます!

ここまでの医師の処方に対して、看護・リハビリテーションの分野ではどう動けば良いのでしょうか?

ノーリアの分類に当てはめた離床判断、ということで

 

このように離床の判断基準として考えられるわけです!

「A」の時期ではADL up! どんどん動いていきましょう!という時期です。

 

「B」の時期というのは端座位から始めて、段階的に抗重力位へ、

立位や歩行へと進めましょう!という時期です。

「L」というのは低灌流所見があるので血圧が下がりやすい時期ですね!

従って、起立性低血圧に注意しながら、まずは端座位を目標にしていきます。

「C」の状態というのは、最も重症な心不全の状態なので、

お薬による治療を優先する!という時期になるので、基本的には安静を取ります。

ただ、ずーっと安静にしていたら患者さんも体力低下、合併症など、色々と弊害が出てきますので、

ベッド上で出来ること、体位ドレナージであったり関節の他動運動であったり、

意思疎通ができる方であれば、簡単な抵抗運動など、ベッド上で出来ることをしましょう!

というのが「C」の時期になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

前回のSTEP2の薬剤処方では、ラシックスやhANPといった「B」の時期で使用するお薬のお話をしましたので、

今日は「B」の時期の離床について話していきますね!

なぜ「B」の時期に、端座位・立位・歩行といった抗重力位を取っていくのか?

ということですが、それは、、

 

 

端座位・立位・歩行といった抗重力位をとることによって、

体の血液は下の方にシフトしていきます!

そうすると、心臓に戻ってくる血液量が減りますね! ゆっくりと心臓に血液が戻るようになるわけです。

これを「静脈還流量の低下」、あるいは「前負荷の低下」と言います。

 

ゆっくりと心臓に血液が戻ってくるので、それに応じた血液だけを送り出してあげたら良いわけです。

従って心臓としては楽なわけですね。

どんどん血液が戻ってきたら、それをどんどん出さないといけませんね!

だから忙しくなります!!

でも座ったり立ったりすることで血液が下の方にシフトすることにより、

血液の流れを抑制させます。ゆっくりと心臓に帰ってくるので心臓もゆっくり働くことができるということですね!

つまり心臓に余裕ができるわけです。

心臓に余裕ができるから肺うっ血も軽減する。

このような考え方になります。

 

うっ血が軽減する!ということは

利尿剤であるラシックスや血管拡張剤のhANPの作用と

同じことを言っているわけです。

 

従って、ただ単に今日はADLを進めたいから端座位を取りました。でも良いのですが、

さらに意味付けというのがここで出来るわけですね!!

端座位・立位をとることで、お薬と同じ効果が期待できる!ということです。

だからこそノーリア分類「B」の患者さんは積極的に離床を進める!

ということが大切になってくるわけです!

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